東芝の赤字倒産の可能性が高まってきました

 

先日、発表された東芝の赤字も5500億円と膨大な赤字額が発表されました。今回の記事ではそんな倒産寸前の東芝の部門別の赤字と子会社の行方、赤字を出してしまった理由に迫っていきます

 

東芝の赤字はなぜ発生してしまったのか

さて、時系列的になぜ、東芝が赤字を出してしまったのかについてまず説明します

 

東芝の赤字は一言せいうと、PCやテレビや家電事業の業績が非常に悪いからです。

 

少し前ですと、東芝の原発部門の赤字が問題視されていましたが、実際に公開された内容をみると、原発が問題というより、東芝の主力部門のPCやテレビが大きな損失を出しているのが分かります。

以下が先日発表された赤字の部門別の内訳です

 

  • 電力・社会インフラ→▲300億円

 

  • 昇降機・業務用空調等→▲300億円

 

  • ヘルスケア→+150億円

 

  • 半導体→▲250億円

 

  • PC・家電・TV→▲1,400億円

 

  • 本社部門等の構造改革費→▲900億円

 

  • 繰延税金資産の取り崩し等→▲2,600億円

 

やはり、本業のPC、家電、TVの赤字が大きいのが分かりますね。東芝が不正会計をしてしまった理由にも詳しく書いている通り、PCやテレビはレノボなどの韓国企業の台頭とスマホの登場によって、日本の総合家電メーカーはかなり苦戦を強いられていました。

 

今のスマホはすごい性能がいいですから、スマホがあればPCはいりませんてなってしまうんでしょうね。

 

そんな中、日立やソニーも苦境に立たされましたが、日立はPCをあきらめて社会インフラ(車両の輸出など)に力を入れたことによって復活しましたね。

 

かたや、東芝は不正会計を行うことで、赤字は大したことないですよといって、弱点を直視しないようなことをしてきましたので、社内改革も遅れてしまい、赤字幅を拡大させていっていました。

 

総合家電分野は日本の自動車業界に次ぐ日本の主力分野ですのでこのようなことがあってはいけませんね。

 

子会社のこれからはどうなる

 

さて、東芝本体でこのありさまですから、子会社は現在、どのような状態になっているのでしょう。

 

現状としては

 

●他社に売却

●事業縮小

●問題企業として顕在化

が挙げられます。

 

他社に売却

まず、東芝の主要な子会社を見てみると

 

  • 東芝エレベーター株式会社(神奈川県川崎市) – エレベーターなどの製造。
  • 東芝ライテック株式会社(神奈川県横須賀市) – 照明器具・管球の開発、製造。
  • 東芝キヤリア株式会社(神奈川県川崎市) – 空調機器などの開発設計、製造 。
  • 東芝テック株式会社(東京都品川区) – デジタル複合機製造。
  • 東芝ソリューション株式会社(神奈川県川崎市) – ICT事業。
  • 東芝メディカルシステムズ株式会社(栃木県大田原市) – 医療機器の製造・販売 。
  • 東芝ライフスタイル株式会社(東京都青梅市) – テレビ・冷蔵庫・洗濯機等の開発。

 

があるのですがこのうち、上記のヘルスケア部門をになう東芝メディカルシステムズを他社に売却するという方針を12月22日の会見で明らかにしました。

 

事業縮小

 

その他、主要でな中小の子会社もあるのですが、それらの工場をどんどん閉鎖していっているようです。

具体的には

浜岡東芝エレクトロニクス(静岡県御前崎市)

 

東芝コンポーネンツ(千葉県茂原市)

 

の3工場を閉鎖ということです。

 

 

問題企業として顕在化

 

さて、私は次の子会社が一番問題だと思っています。

その名も、アメリカの原発会社「ウエスティングハウス」

この企業は東芝が買収したアメリカの原発企業なのですが、なんと、東芝の不正会計が発覚してからも巨額損失を隠し続け、ついに先日、その赤字が明らかにされたのです。

 

この赤字が発覚するまで、東芝の上席常務CFO(最高財務責任者)の平田政善は2015年4~9月期決算会見で、「サービスや燃料事業が着実で、福島第1原発事故以降は安全対策というビジネスが伸びている」と述べていました。

しかし、ふたを開けてみると大赤字!

 

しかも、この赤字も東芝が組織ぐるみで隠していたようで、それを裏付けるメールなども見つかっています。

不正会計で嘘をつくことがどれほど悪いことか社会から多くの批判を浴び、投資家や消費者に多大な迷惑をかけたにもかかわらず、再び嘘をつく・・・・・

 

この体質が直らない限り、東芝の復活はありません。東芝は投資家やいままで製品を買ってくれた消費者に真摯に向き合い、感謝し、正直になり、一から出直す覚悟でスタートしなければならないと思います。

 

まとめ

 

東芝という日本の家電メーカーを代表する大手企業がこのありさま。

一流企業に勤めても一生安泰

そんな終身雇用を前提としたライフスタイルもそろそろ変えていく必要があるのかもしれません

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